ドラセナコンシンネの葉が垂れる原因は、成長なのかそれともトラブルなのか気になっている方へ。
ドラセナコンシンネの葉が垂れるのは、元気よく伸びて葉が垂れることもありますが、水やりが原因で葉が垂れることもあります。
この記事では、観葉植物が好きで花屋で働く私が、ドラセナコンシンネの葉が垂れる原因や、トラブルの対処法を解説しています。
ドラセナコンシンネの葉が垂れる原因
ドラセナコンシンネの葉が垂れるのは、成長か脱水症状・日光不足が考えられます。
ドラセナコンシンネは葉が伸びるとその重みで下に垂れます。それは普通の成長です。葉の色にツヤがあり健康な状態であればそれほど心配ありません。
室内の暗い場所でドラセナコンシンネを育てている場合は、レースのカーテン越しに日を当てることで元気になる可能性はあります。
葉の色にツヤがなく、葉の付け根からぐったり垂れ下がってくる場合は、脱水症状を疑ってみてください。葉に十分な水分が行きわたっていない可能性があります。
脱水症状を起こす理由は水やりが原因になることがほとんどです。
水やりは春から秋にかけては、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。水やりの回数が少ないと脱水症状になり、葉が垂れてしまいます。
冬場は土の表面が乾いてから数日経ってから水やりをします。この時期に水を与え過ぎると根が腐る根腐れを起こし、葉が垂れ、やがて枯れてしまいます。
水やりのタイミングがわかりにくいという方は、水分計チェッカーというツールが便利です。
土に挿しておくだけで、鉢の中の水分量がわかります。
水分チェッカー↓↓
水のやりすぎで葉が垂れることも
ドラセナコンシンネの葉が垂れる原因に、水不足が考えられますが、水をやりすぎても水不足になることがあります。
水のやりすぎで水不足になる理由は、根詰まり、根腐れにあります。
根詰まりとは、鉢の中で根が成長しすぎていっぱいになることです。
根詰まりすると水の吸収が弱くなり、葉は水不足になります。
根詰まりの状態で水をやり続けていると、常に土が湿った状態になります。
土が常に湿っていると、根が呼吸できなくなるので根が腐ってしまう根腐れという状態になります。
根腐れしてしまうと、葉が垂れるだけでなく、枯れてしまうこともあります。
また、根詰まり状態でなくても、土が乾く前に水やりをしていると根腐れになることもあります。
葉が垂れないための水やり
基本的に水やりは土の表面が乾いてから行いましょう。水の量は鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
土が乾く前に水やりをすると、根腐れになる可能性があります。根腐れすると水を吸収する力が弱くなるので、葉が垂れる原因にもなります。
根腐れを防ぐために、受け皿に溜まった水もすぐに捨てましょう。
冬場は水分をあまり必要としないので、土の表面が乾いてから数日後に水やりをする程度で大丈夫です。夜に水やりをすると根が冷えてしまうため、日中がおすすめです。
ドラセナコンシンネの置き場所
ドラセナコンシンネは耐陰性もありますが暗い場所で育てていると葉が下向きに垂れてくるので、できれば室内での置き場所は日の当たる明るいところにしましょう。
しかし、日射しが強いと葉焼けの原因になります。日射しが強いときはレースのカーテン越しに日に当てるのがおすすめです。
直射日光でも育てる事はできますが、葉焼けを防ぐためにも、暗いところから突然直射日光に当てるのではなく、少しずつ明るい環境に慣れさせていくと良いです。
また、ドラセナコンシンネに限らず、風通しが悪いと病害虫が発生する原因になります。風通しが良い場所に置くのが良いのですが、エアコンの風が直接当る場所に置くと乾燥で葉が枯れてしまう事もあります。
冬の管理がポイント
ドラセナコンシンネは冬の管理をしっかり行うことで、翌年も元気に育ってくれます。
冬はドラセナコンシンネの休眠期にあたります。
アフリカ熱帯雨林が原産のため、暑さには強いですが寒さに弱いので室内の温かい場所で育てましょう。
耐寒温度は5℃ですが室温はできれば10℃以上を保つようにしてください。
室内が乾燥している場合は小まめに葉水（霧吹きで葉っぱに水をかけること）をすると葉がイキイキしてきます。
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まとめ
ドラセナコンシンネの葉が垂れる原因は、大きく2つ。
・成長により、伸びた葉が垂れる。
・脱水症状
葉の見た目がぐったりした感じで、垂れている場合は脱水症状の可能性あり。
ぐったり垂れた葉は枯れる可能性があるのですぐに対処。
水やりの頻度を見直す。
日光不足なら、日の当たるところに移動する。暗い場所から移動させるときは、急に日光を当てるのではなく、徐々に明るいところに慣れさせていく。
冬は水やりの回数を減らし、室温を10℃以上に保てるようにして、葉水をすると元気に越冬できます。
ぜひ、元気なドラセナ・コンシンネを育てて、インテリアグリーンを楽しんでくださいね。
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