オリーブの葉が落ちる原因と復活方法

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オリーブの葉が落ちると枯れてしまい、復活できないのではと、心配になりますよね。

オリーブは葉が落ちることがよくあるので、あわてず様子を見ながら対処しましょう。

この記事では観葉植物が好きで、お花屋さんで働いている私が、オリーブの葉が落ちる原因や復活させる方法などを解説しています。

オリーブの葉が落ちる!でも復活できる

最初に、オリーブに限らず黄色くなって葉が落ちるからといって、枯れる前触れとは限りません。古い葉は寿命で自然と落ちるし、植え替え直後は葉が落ちやすくなります。

冬場などは寒さに当たると葉が落ちることがあります。これは枯れる前触れではなく、自然現象なのでいずれ復活します。

オリーブの葉が落ちる原因のひとつに環境の変化があります。環境が変わると古い葉が黄色くなって落ちます。


株が環境に合わせようとしているので、これも自然現象のひとつです。

植え替えなどをしたあとは、ある程度は仕方ないものとして様子を見ましょう。

植え替え以外での環境の変化は、土が酸性になった、寒さに当たった、という理由でもなります。

オリーブの葉が落ちる原因

オリーブの葉が落ちる原因はひとつではありません。植物を育てるのに基本的なことができていないと、葉が落ちたり、枯れたりして復活できなくなることもあります。

水やり

オリーブは乾燥に強いですが、水は必要な植物です。夏など乾燥する時期は水不足にもなります。

乾燥に強いと水のやりすぎはよくないという植物もありますが、オリーブは水をあげないと枯れてしまいます。

水やりの量が少ないと葉っぱが黄色くなって落ちます。

とくに鉢植えで育てている場合はは夏に水切れが起きやすいので注意です。

水切れの場合は、鉢ごと水を張ったバケツに浸けて、土に水をたっぷりと吸わせてください。

このとき弱っているからと肥料をやらないこと。弱っているときに肥料をやると枯れます。

根腐れ

逆に水のやりすぎや、根元の風通しが悪くて枯れることがあります。

オリーブは根が浅く、根で呼吸をしているので風通しが悪いと窒息してしまいます。

根元に風を通るようにしてあげて、水やりを控えます。

寒さに当たる

寒さに当たると葉っぱを落とすことがあります。これは自然現象なので仕方が無いことです。それに寒さに当たらないと花芽がつきません。

肥料、マグネシウム不足

肥料が不足すると、葉っぱが先から黄色くなってきます。

マグネシウムは葉緑素の元です。これが切れると葉っぱが黄色くなります。

対処法は苦土石灰を撒く。苦土石灰の苦土はマグネシウムのことです。

肥料は葉が黄色くなる前に追加するのが理想です。

オリーブ専用の肥料がホームセンターやオンラインショッピングでも買うことができます。

病気

葉が一気に茶色くなってしまったなら、梢枯病を疑いましょう。放置しているとやがて木全体が枯れてしまうので、発症した部分は剪定で取り除きます。

取り除いた部分には菌が部着しているので、庭や畑に放置せずゴミに出してください。

葉が落ちても復活できる

オリーブの葉が落ちても復活できるかどうかは根が生きているかどうかです。

幹の幹肌が緑色であれば、水が通って生きています。

判断できない場合は、根元に軽くキズをつけて、緑色かどうかで判断します。


根が死んでいる場合は、根元を傷つけても茶色で乾燥し、根元がグラグラしています。

生きている場合は、上部から断面をみながら枝を切っていきます。

断面の幹肌が緑色の部分が残っていれば、水を吸い上げているので残します。

挿し木で増やそう

切り取った枝を土に挿し、根を出させて新しい苗として育てる方法が「挿し木」です。

初めてオリーブの木を増やすのにおすすめの方法です。数cmの長さに枝を切って土に挿すだけという手軽さとすぐに大きくなります。

オリーブの木の挿し木の方法は2つあります。

・5〜7月の初夏に新しい芽のついたその年に生えた枝を使って行う「緑枝挿し(りょくしざし)」

・2月頃に太く成熟した古い枝を使って行う「休眠枝挿し(きゅうみんしざし)」

緑枝挿しも休眠枝挿しも手順は同じです。

手順

・コップなどの容器に水をためておく

・オリーブの木から10〜15cmの長さの枝を切る

・清潔なナイフを使って、切り口を斜めにカットする

・数時間、水をはったコップの中に枝をつける

・ビニール製の鉢に挿し木用の土を入れる

・鉢の土を湿らせる

・枝をコップから取り出して水気をとり、切り口に発根促進剤を塗る

・割りばしで土に穴をあけ、そこに枝を挿す

・ライトの下や直射日光の当たらない窓辺など明るい日陰に鉢を置く

・土が乾かないよう水やりをして育てる

手順の中にある発根促進剤とは、水や栄養を吸収する力を高めて光合成を活発にする効果のある薬です。枝の切り口へ塗ると、根が生えやすくなります。

土は「挿し木用の土」を使いましょう。挿し木用の土には、肥料成分が含まれていません。市販の培養土に含まれる肥料をまぜてしまうと、切り口が腐ります。

挿し木は必ず成功するものではないので、1本だけでなくできるだけ複数の挿し木をして増やしましょう。

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