パキラの幹がぶよぶよになっても、復活できるかもしれないのであきらめないでください。
この記事では、観葉植物が好きで花屋で働く私が、パキラの幹がぶよぶよになったときの復活させる方法や、パキラの幹がぶよぶよにならないためのお手入れ方法などを解説しています。
管理がかんたんなパキラでも、お手入れを怠ると幹がぶよぶよになって復活しないことがあります。
パキラの幹がぶよぶよ!復活させるには
パキラの幹がぶよぶよして、柔らかくなっていても復活することはあります。
パキラの幹がぶよぶよしているときの復活の対処法は、水やりを控えてできるだけ風通しのよい場所で、直射日光を避けた半日陰に置き様子を見ます。
部屋の中であれば扇風機やサーキュレーターを使って風を当ててあげます。
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パキラの状態が、幹がぶよぶよしている、白いカビがついて根元がグラグラする、樹皮がパリパリとはがれ落ちるといった場合は、根腐れがかなり進んだ状態で、完全に腐っている可能性もあります。
根腐れとは、土が常に湿った状態で、根が呼吸できなくなり腐ってしまう症状です。
根腐れが進んだ状態だと、復活はむずかしいかもしれませんが、まずは水を与えず様子を見るところからはじめてみてください。
最悪の場合、株ごと処分することになるかもしれませんが、幹の上部の方に固いところが残っている場合は、早めに見切りをつけて、腐った部分を切り落とし幹を挿し木することで復活する可能性があります。
挿し木とは、カットした枝を水や用土に挿して発根させて、新しい株として増やす方法のひとつです。
幹がぶよぶよになったパキラを乾燥させているあいだに、緑色で元気のある枝を10〜20cmほど切り取り、新しい土へ挿し木し、新しい株として育て直して復活させましょう。
挿し木で復活させる方法
緑色で元気のある枝を切り口が斜めになるように長さ10〜20cmほどにカットして、挿し穂をつくります。
コップなどの容器に水をいれて、挿し穂の切り口を水につけましょう。
太い幹でも挿し木で復活させることができます。
ぶよぶよになった部分の幹は切り捨てて、硬い幹の部分を挿し木にして復活させることができます。
幹の切り口の皮の近くに、緑のフチが出てきたらその部分から上の幹は生きている可能性があります。
幹を切るときは園芸用のハサミで、スパッと切ってください。
パキラは水差しでも発根するので十分に発根したら、新しい鉢に植え替えます。
水差しするときに、メネデールを水で100倍に薄めた水につけることで早く発根します。
また新しい鉢に植え替えしたあとも、メネデールを100倍に薄めた水で水やりし、その後様子を見ながら2~3日はメネデールを100倍に薄めた水で水やりすることで元気に育つことが期待できます。
メネデールは植物の活力剤なので、持っていると助かることが多いですよ。
パキラの幹がぶよぶよになる原因
パキラの幹がぶよぶよになる原因の多くは根腐れです。
パキラが根腐れすると、パキラの幹がぶよぶよになり、幹に白いカビのようなものが付着します。
根腐れの原因は、水のやり過ぎ、肥料の与えすぎ、土の通気性の悪さ、などが考えられます。
パキラは根が腐ると、水や養分を吸い上げる力が弱くなリ、株全体が衰弱し、葉が茶色くなったり幹がぶよぶよになったりして、最終的には葉っぱも幹も枯れて復活しなくなります。
根腐れでパキラの幹がぶよぶよになる多く原因は、水のやり過ぎです。
寒くなってパキラの成長が緩やかになり、元気がないように見えて、夏場と同じように水やりをしてしまうと、土が常に湿った状態になります。
土が常に湿っていると根腐れの原因になります。
寒くなったら、水やりの頻度を控えるようにしましょう。土の表面が乾いてから2~3日経ってから、たっぷり水やりするぐらいです。
水やりをすると土の色が黒っぽくなるので、土が湿っている時の色と比べればタイミングがわかるようになります。
水やりのタイミングがわかりにくい方には、サスティーという鉢の中の水分がわかる、便利なツールがあります。
パキラを元気に育てるポイント
水やり
パキラの幹をぶよぶよにさせない水やりの基本は「土が乾いてから、たっぷりと水を与えること」です。
パキラに水やりをするときはたっぷりと鉢受けに水が流れ出るまで与えます。
たっぷり水をやることで土の中の空気を入れ替わり、根が呼吸しやすくなります。
鉢受けに溜まった水を捨てることで土の中の風通しが良くなります。
水やりのタイミングは土の表面が白っぽく乾燥してからです。
パキラが水不足のときの症状などはこちらの記事にも↓↓
パキラの水不足の症状!コレが出たらすぐに対処することで解決!
適度な日照
パキラは耐陰性の植物なので、部屋のやや暗い場所でも育ちます。
さほど日光を当てなくてもちますが、長期間室内灯だけでは元気がなくなり根腐れしやすくなります。
また、適度な日光が当たらないと、日の光を求めて間延びし、バランス悪く伸びてしまいます。
ですが、直射日光に長時間当てると葉が焼けてしまい株を傷めてしまうことになります。
パキラが光合成できるように、レースのカーテン越しに日光が差し込むような明るさの場所に置きましょう。
風通しの良い場所
パキラを育てる場所で大事なのは、日当たり以外に「風通し」も必要です。
締め切った部屋に長期間置いたままだと土の中が湿ったままになり根腐れを起こしやすくなります。
土が常に湿った状態にならないよう、日当たりと風通しで防いであげましょう。
冬場は8℃以上でないとパキラは元気に育たないため部屋に置いたほうが良いですが、エアコンの乾燥した風が直接当たると、葉も乾燥して枯れてしまいます。
風通しは必要ですが、エアコンの乾燥した風は観葉植物にはよくありません。
部屋で育てる場合は、夏も冬もエアコンの風が葉っぱに直接当たる場所は避けましょう。
葉が乾燥してるように見えたら、霧吹きで葉に水分を与えてあげましょう。
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根詰まりさせない
根詰まりとは、根が鉢の底から伸びてきた状態を言います。
パキラは植え替えをすることで大きく育ちます。
根詰まりしてきたときが植え替えのタイミングです。
根詰まりをさせないために一回り大きいサイズの鉢に植え替えます。
植え替えの時に根の傷んだ部分を切ることで根腐れの予防になります。
パキラの植え替えの手順
パキラの植え替え時期は5〜7月頃がおすすめです。遅くても9月中旬頃までには植え替えを済ましてください。
時期が過ぎてしまったら、無理せず暖かくなるまで待ちましょう。
植え替え手順
・植え替え前のパキラの水やりを控えて土を乾燥させる
・新しい鉢を用意し、底穴に鉢底ネット、鉢底石を順に敷く
・新しい土を鉢の1/3ほど入れる
・パキラを抜いて、根についた土を手でやさしく揉んで落とす
・腐った根はハサミで切る
・新しい鉢の真ん中にパキラを置く
・鉢の縁から下2〜3cmのところまで土を入れる
・土の表面を割りばしでつつき、根の隙間まで土をなじませる
・鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをする
植え替えはインテリアに合ったおしゃれな鉢カバーを使ってみてはいかがでしょう。
植え替え後はすぐに元の場所に戻さず、レースカーテン越などやわらかな日差しの入るところで管理しましょう。
1週間以上様子を見て、幹をゆすってもぐらつかなくなったら、新しい根が生えています。
そこから1週間ごとに日光の量を増やすようにしながら、元の場所へ戻していきます。
パキラの植え替え後にグラグラすることが気になる方はこちらの記事も↓↓
パキラの人気の秘密
パキラの人気の秘密はなんといっても、姿の美しさです。
美しい葉のフォルムや、涼し気な樹形、豊富な緑の色合いが魅力的な観葉植物です。
大型パキラはそれだけでインテリアになり、部屋やリビングの雰囲気をぐっとおしゃれにしてくれ、落ち着いた雰囲気で癒やしてくれます。
パキラは背が高くなっても、上部に葉が集まるので圧迫感がありません。
全体的に葉が広がるわけではないので、すっきり見えます。
すっきりとおしゃれに見えるうえに、育てやすさも兼ね備えているので人気があるのもうなづけます。
パキラは、サイズや樹形がいろいろあり、小型のものから、大型のサイズまであったり、ストレートやねじれ、編込みで仕立てられた樹形があります。
さまざまな植木鉢や鉢カバーをはかせられるので、インテリアに合ったデザイン性の高いパキラを探すのも楽しいですね。
観葉植物と同時に自分や家族の健康も育てたいものですね。
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